予防接種でてんかんは抑制可能?

てんかんとは、大脳の神経細胞が過剰に興奮することにより、脳の発作が2回以上反復して起こる症状です。てんかん発作は突然起こり、普通とは違う身体症状や意識、運動などの感覚の変化を感じます。
またてんかん発作は、発熱によって増加する可能性があります。そして予防接種による副反応で、発熱する場合があります。
この為、予防接種はてんかんを患っている子供には受けさせない風習がありました。発熱による症状の悪化を恐れる家族は、予防接種を避けざるをえない状況でした。
しかし、1994年に予防接種法が改正されました。てんかん発作が抑制され最後の発作から2~3ヵ月程度の時間が経過している場合は、予防接種を受けても問題ないという内容に変わりました。
てんかん発作を抑制する薬として、テグレトールという薬があります。テグレトールの効能は、てんかんの精神運動発作、てんかんに伴う精神障害、てんかんによる痙攣などです。抗うつ薬としても利用される薬です。てんかんに伴う症状は、神経運動発作や痙攣だけではありません。実は、てんかん発作の後に頭痛を生じる可能性がとても大きく、その症状は片頭痛と非常によく似ています。てんかんと片頭痛を見分けることは難しく、主な症状として視界がチカチカと光る、線がギザギザに見える、物がぼんやりと見えるなどがあります。テグレトールは、こうした頭痛の症状に対しても効果を見せていることからてんかん発作を抑えるだけでなく、それに伴う頭痛の緩和に処方されています。
てんかんに対する薬があっても、やはり予防接種を受ける前には最後の発作から2~3ヶ月程度経過しているか、かかりつけの医者にはきちんと相談し出来るだけ安全な状態で予防接種を受けることが大切です。